メタ ディスクリプション(meta description)の最適な文字数80(160バイト)程度

メタ ディスクリプション(meta description)の備忘録

SEOもWordPressも、コモディティ化していて、今さらというお題目がたくさんある

メルマガの第一弾でも取りあげているが
「タイトル」について、サイト名としてのタイトル、個別ページのタイトル、その個別ページなどのtitle要素でお尻か頭に付けられるサイト名を含むタイトル

先のブログ記事の、「h1」について

今さら感があっても、勘違いやいい加減にやり過ごしていると、大きくはないが小さなトラブル、不具合、不都合に見舞われる

GoogleのPageSpeed Insightsの「SEO」チェック項目、「ドキュメントにメタ ディスクリプションが指定されています」の場合は合格
「ドキュメントにメタ ディスクリプションがありません」と表示されるとよろしくない

今回は、今さらながらのメタ ディスクリプション(meta description)について、さらにWordPressのサイトキャッチコピー(blog description)・個別投稿 抜粋(post excerpt)について、備忘録として記しておきたい

GoogleのPageSpeed Insightsから

上記ページは、PageSpeed Insightsのメタ ディスクリプションからのリンク先

メタ ディスクリプションのベスト プラクティス

  • ページごとに固有の説明を使用する。
  • 説明は明確かつ簡潔にします。「自宅」のような曖昧な説明は避けてください。
  • キーワードの乱用は避ける。
    これではユーザーの役に立たないため、検索エンジンによってページがスパムとしてマークされることもあります。
  • 説明文は完全な文にする必要はありません。構造化データを含めることができます。

質の高いメタ ディスクリプション

また、別のGoogleのガイダンスのページ

Googleは、自社の検索エンジンに有利有効なガイダンスを提示することが多いが、ベースとしてはユーザー利便性であり、Webサイト側ではGoogleのガイダンスに沿っているほうが、SEOとしてもコンバージョン向上にも役に立つはず

メタ ディスクリプションは、ユーザーが見るページには表示されないため放置されがちですが、質の高い説明は Google の検索結果に表示されることがあり、検索トラフィックの質と量の改善に大いに役立つ可能性があります。

メタ ディスクリプション(Google) まとめ

Google では、ページ上のコンテンツのみから取得できる情報よりもページの概要をユーザーに正確に説明できると判断した場合、ページの <meta name="description"> タグを使用して、検索結果のスニペットを生成することがあります。

一般的に、メタ ディスクリプション タグは特定のページの内容を簡潔かつ適切に要約したもので、ユーザーの関心を惹くものです。
つまり、そのページがまさに自分が探していたものだとユーザーに思わせるような一種の宣伝コピーです。

メタ ディスクリプションの長さに制限はありません

サイトのすべてのページについて同じ説明または類似する説明をしても、個々のページが検索結果に表示されたときに役に立ちません。

個々のページを正確に表す説明を記述してください。

メインのホームページや他の総合ページにはサイトの説明を使用し、その他の部分には各ページの説明を使用します。

OGPのdescription

SNSとの連携として、OGPタグがある

<meta property="og:description" content="~">

OGPタグ 3点セット

  • og:title
  • og:description
  • og:image

SNS投稿のとき、上記のように、Webページのタイトル、説明文、サムネイルの3点セットが使われるのが定番

個別ページの作成では、可能なかぎり3点セットを備え、とくに説明文(description)も忘れないようにするべき

WordPressの抜粋(post excerpt)

日本語サイト、2バイト言語圏では、文字数を制限したいときに下記のプラグインが必須となる

WordPressで抜粋(post excerpt)を呼び出すコード

WordPressで抜粋を呼び出すときの、基本型は下記コード

<?php the_excerpt(); ?>

ただし、このままでは「p」タグが付着するので、それを取り除くには下記コードを

<?php echo get_the_excerpt(); ?>

これを、Webページのhead要素内、meta description や og:description に仕込む

JSON-LDの article でも、"description": には <?php echo get_the_excerpt(); ?>

抜粋の文字数

なお、余計なことだが、Googleが「メタ ディスクリプションの長さに制限はありません」ということでも、冗長すぎないように文字数を制限したいときは、WP Multibyte Patch プラグインを導入しておいて

<?php echo mb_substr( get_the_excerpt(), 0, 80) . ' [...]'; ?>

80文字に制限したいときに、上記のコードのように「80」を設定
たとえば、120文字制限では「120」に設定

さいごの「[…]」は、半角スペースを挟んで「[…]」をお尻につける
不要な場合は、削除

抜粋の最適な文字数は?

検索エンジン、Google用に抜粋やタイトルの文字数を考えると、Google検索結果画面では

タイトル:30文字(60バイト)程度
抜粋:80文字(160バイト)程度

このように表示されているので、
そのとおりにタイトルや抜粋の文字数を設定するほうが無難と言えそう

なお、日本語Webとしては、本文だけでなくタイトルや抜粋(description)にも、半角英数が混在する
よって、全角文字を対象とした文字数の計算だけではなく、全角を2バイト換算で総バイト数でチェックするべきだろう

Excel(関数)で文字数・バイト数計算

 ABCD
1 入力文字数バイト数
2タイトル =LEN(B2)=LENB(B2)
3抜粋 =LEN(B3)=LENB(B3)

ネットでは文字数計算のWebがたくさんあるが、必要なのは単純な文字数と総バイト数の計算結果
Excelとその関数でちゃっちゃっと作ってみた

とにかく、全角半角混在のタイトルや抜粋(description)の、Google検索結果に最適の文字数(バイト数)の対策を

Google検索結果画面(SERPs)のスニペットに日付

Google検索では、ブログなどで更新日を設定・表示している場合は、「2024/04/04 — 」と文字数・バイト数:13 がスニペットのはじめに付けられることもある

ということは、ブログなどの場合では、綿密にガツガツとやるなら、この「13バイト」分を計算した(差し引いた)メタ ディスクリプションの文字数・バイト数にするべきかもしれない

見えない meta description は検索エンジン(Google)用?

さて、meta descriptionはWebページに設定されているものの、Googleの指摘しているように「メタ ディスクリプションは、ユーザーが見るページには表示されない」ことになっている

ページのtitleも同様、ブラウザーのタイトルバー?に表示されるが、デフォルトでは見えない
さらには、ページのサムネイルも…

つまりWebページの、タイトル・抜粋(description)・サムネイルは、このページ以外でこのページを紹介するための情報/データであり、このページにアクセスするための道標(道しるべ)の役割となっている

そして、このページにたどり着いたユーザーには、無用/不要のあつかいとなっている…

ユーザーが見るページに meta description を表示する

タイトル・抜粋(description)・サムネイルは、渾身か手抜きかそれなりの作業を費やしているし、ページの要約として検索ワード・トピックを使って要領よくまとめているので、よそでの紹介のためだけで終わらせるのはもったいない

ということで、SEOのため、Google検索のため、ユーザーのためを考慮して
弊社としては、ヘッダー箇所でタイトルと抜粋を表示させている

また、今回のWordPressテンプレート、新テーマではさらに、ヘッダー箇所の下に、ページインフォカード箇所として、タイトル・抜粋・サムネイルを表示させるようにしている

見せるタイトルと抜粋(description)は文字数制限なし?

見せるタイトルと抜粋(description)なので、Google検索対応はスルーして、ユーザーに読んで欲しいタイトル・抜粋で、文字数・バイト数は制限なしとする方針もあり

ただしサイトポリシーとしては、タイトル:30文字(60バイト)程度、抜粋:80文字(160バイト)程度で決め打ちしたほうがいい

あえて長いタイトルや抜粋(description)を使う場合は、Googleに端折られるので、タイトルは「先頭から30文字(60バイト)」、抜粋(description)も「先頭から80文字(160バイト)」に、アピールしたい文言、キーワード、トピックが含まれるようにしておきたい
もちろん、Googleが先頭を残して後方を端折る保証はないのだが…

とはいいながら、せっかくメタ ディスクリプション(meta description)を再考して、まとめあげているので、サイトの全ページのメタ ディスクリプション(meta description)なりタイトルなり、文字数・バイト数をかなり調整している最中